日常生活において気密性・断熱性は経済的な面だけでなく、
身体を健康に保ついう観点からも大切なことだと考えられています。
断熱材の施工が大切な理由
生活環境の変化に伴うエネルギー消費やCO2排出量の増加に対し、様々な分野で環境保護や地球温暖化防止の活動が行われています。こうした中、住宅分野においても、断熱の義務化が検討されるなど、省エネルギー化の動きが強まってきています。
住宅の省エネルギー化には、住宅の断熱性能をあげることが重要であり、断熱材がその性能を十分に発揮するためには、正しい施工が欠かせません。
防湿・気密
グラスウール断熱材施工時に大切になるのが、「防湿・気密」です。気密性の高い家とは、壁や天井、床などの接合部分の隙間を極力少なくしている家で、室内の空気が隙間から逃げず、少ない冷暖房エネルギーで室内を快適な温度に保つことが可能 です。また建物の結露を防ぐため、カビ等で構造が傷むの防ぎ、建物の寿命を延ばし、さらには居住者のアレルギー発生を抑えます。高い気密レベルは省エネ効果だけでなく快適な空間・住まいの安全性と健やかな生活もたらします。
グラスウールはリサイクル素材
グラスウールはガラスを原料としています。その原料の80%以上が建築現場、家庭などから回収される資源ごみからなるリサイクルガラスを使用しています。
グラスウールの製造方法
グラスウールは、高温で溶融したガラスを遠心力等で吹き飛ばし、綿状に繊維化したもので す。製造方法は、縁日などでおなじみの綿菓子をつくる原理と基本的には同じです。その後、バインダ(結合剤)を吹きかけ、オーブンで熱することにより成形され製品となります。
幅広い用途で快適な生活を支えています
グラスウールは、断熱性、保温・保冷性をはじめ吸音性にも優れた素材です。そのため、住宅用の断熱材をはじめとして、ビル建築などにおける空調ダクト、給排水管の保温・保冷材、音楽ホール、体育館、スタジオ等の吸音材、高速道路における防音壁など幅広い用途で使われ、快適な生活を支えています。